エハン・デラヴィ氏「2012年に向けて必要な心構え」

10月31日。東京赤坂にて、エハン・デラヴィ氏に取材させて頂きました。約3時間に渡って、非常に貴重で、かつ参考になるお話をたくさんして下さいました。以下、音声録音した内容を掲載いたしますが――WEB上では読み切れない程、とても深い内容です。こちらではその一部を掲載しておりますので、続きは「機関誌(詳細はこちら)」にてお楽しみください。
文責:篠崎由羅(しのざきゆら) ※2009年12月11日改訂
※黒字 エハン・デラヴィ氏  青字 篠崎
 
【「津波」がやってくる】
 
 これから「強烈な闇の波」がやってきます。それは今、もうすでに始まっています。
今日、僕のブログ(10月31日付掲載)に映画「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくるガンダルフが馬に乗って光をもたらすイメージ画像を掲載したのですが、それを通じて、皆さんに警告しているわけです。「これからすごい闇の波が来るけれども、その後は強烈な光の波が来るよ」と。
 
 「闇の波」ですか――。
 
 そうです。今日、新聞の見だしを見ましたが、豚インフルエンザ100万人。100万人ですよ?
 ホントに大変なことになります。ハンパじゃない。「グローバルでっちあげ」。
 
 その「闇の波」というのは、先進途上国・発展途上国、いっさい関係なく訪れる――ということですか?
 
 勿論そうです。「地球規模」です。豚インフルエンザは9.11の次の段階――同じ仕組みです。何も実体のないものでもって人を怯えさせて支配するという仕組みは、まったく同じ。
 
 それは「情報操作」という意味ですか?
 
 勿論情報操作という意味もありますが、おそらくそれ以上に「豚インフルエンザに対するワクチン」そのものに、いろいろトリックが仕掛けられているのだと思います。
 
 
【現代のスピリチュアリズム】
 
 実は今二作品、2012年に関する映画の収録が終わったところです。
 そのひとつのタイトルが「2012・ネオサピエンス」いわゆる「新人類」。
 もうひとつのタイトルは、まだ聞いてないのですが。
 
 2012年問題は、日本でも注目されていますね。しかし実際のところ、日本人のスピリチュアルにおける目覚めは、どうも「的を外しているのではないか」という不安が拭えないのですが。
 
 それは「仕組まれていること」なんですよ。実はこれ、アメリカのニューエイジの方が顕著なんですよね。
 ニューエイジの前に何があったかと言えば、劇的なヒッピーブームの時代。
 彼らは、我々に対して「絶大のパワー」を持っていたんです。政府は、それですごく怖くなった。ヒッピー達がベトナム戦争を止めるんじゃないか、とね。この人達の音楽と精神が、戦争を止めてしまうのではないか、と。これはどうにかしなければならない。しかし彼らを殺すことは出来ない。だから、教育的に管理しようとする人達は、「エネルギーを弱くさせる」という方法を見出したんですよ。要するに「(パワーを)薄めてやる」んですよね。そこで現れたのが、「クリスタルごっこ」。いわゆる、ニューエイジ。そうすることで、ヒッピーそのもののパワーが「弱められる」から。
 
 なるほど――。それは腑に落ちますね。私自身、「現存スピリチュアルのあり方は、非常にマテリアル・イズム的なものやマネージメント的なもの」のように感じていたので。
 
 そう。これを「スピリチュアル・マテリアルイズム」というんですよ。
 70年代、チョギャム・トルンパがアメリカで瞑想した際に、「お前達はスピリチュアル・マテリアルイズムに嵌っているんだぞ!」と、そう言いました。物質的な価値観に基づいて、スピリチュアルをはかっているんだぞ、と。まさしく日本はその落とし穴に入っている。だから、僕はこの精神世界が「大嫌い!」。
 
 だとしたら、それをどうすればいいんでしょう? どう働きかければ、いいのでしょうか?
 
 今はもう「どうすればいい」という段階ではないんですね。
 津波に喩えてみましょう。
 あなたが、ビーチに立っているとします。一週間――いや、三日前に津波が来るかも知れないという直観があったとしましょう。そうであれば、「どうすればいいか」を考えてもいいわけですよね。津波が来るのは、「三日後」だから。ちょっと移動しようかとか、ヘリコプターに乗ろうかとか――「何かする」という対処策が練られます。
 しかし、今の我々のステージだと、津波はもう目前なのです。
 目前に迫った津波に対して「どうすればいい」というのは、愚かな質問となります。
 「私は何者だ」「私という存在は何なのだ」という考察こそが、唯一残された手段であり、究極的な解答です。
 この波は水ではなく、「目に見えてない波」なんですね。それは確かに今、到来してます。 特にここ一ヶ月前から「辿り着いている」。
 
【目前に迫った波(闇)の正体】
 
 喩え話で今日ちょっと思ったのですが――ビーチがここにあるとして、そこに浮いてた「ゴミ」があるとしますよね。捨てられたものとか、船から落ちたものとか、色々と。
それらのゴミの破片が、一番最初にビーチに辿り着くわけですよ。まずは「ゴミだらけの到着」なんです。それが、「今」なんですよね。
 人間の心がその波にあてられることによって、ゴミも移動することになります。まぁ、浄化の波だと思えばカオス的な波、「闇」と言ってしまってもいいと思います。
 そして、今までそれを「陰謀論」だと思っていた人達が、今の世界を見て「これは陰謀論ですか? 策略なんですか?」と尋ねてくる。
 普通のインフルエンザに比べたらまったく無害に等しいインフルエンザをでっちあげて、「怖い怖い怖い……」。
 これ、実は「9.11」で失敗したことにより学んだ教訓なんですよ。「でっちあげイベント」に対する教訓。
 それを仕掛けている人達は頭のキレる人達なので、普通のモルモットである人間が気づくまで、およそどのぐらいかかるかを計算している。僕のような人間であれば、翌日にはすぐに「陰謀だ!」と気づく。しかし、普通の人が気づくには5年から10年かかる。中にはまったく気がつかない人もいて、今でもアルカイダが「実存するグループ」だと思っている。
 でも、アルカイダはCIAによって作られた「仮想グループ」なんですよね。
 毎年ヨーロッパで行われる会議、「ワールド・エコノミック・フォーラム」ですか。そこで3年前に、アルカイダの今のメンバーシップは「200人前後」ですと、アメリカ自体が発表したわけ。
 でも、みんなは「怖い怖い怖い怖い……」。200人だよ(笑)? 
 権力者は馬鹿じゃないから、ちゃんと本当のことを言うんですよ。言わないと、後でばれた時に「言ったじゃん」って言い逃れ出来るから。「こっちは正直に言ったでしょ? そんなふうに受け取ったのはあなた方の問題だからと、こちらのせいじゃないよ」と、責任取らずに済むようするわけ。
 9.11はたぶん、みんなが気づくまで「10年ぐらいかかる」と思ったんでしょうね。でも、こういう「テロ」という行為はすぐにバレるということが、今回の一件でわかってしまった。だから、バイオテロイベントの方が効果的だと思ったんでしょうね。それ故、これは「次の9.11」。 これはもう絶対「ハンパじゃない!」。真剣勝負なんです。
 まず儲ける話。もうこの儲ける量はハンパじゃないですよ。いわゆるスイスを中心とする薬業社。もうとんでもなくうまくいくんです。今の時代「株は駄目」だし、「不動産も駄目」だし、「戦争も無理」だし。だからこれが、最後の大儲けをするチャンスなんです。要は「薬」なんです。残念ながら、日本人はこれに完璧に嵌っています。
 
 日本人はものすごく、情報に弱いですよね。
 
 本当にそう。僕の大好きな日本人、一体どうなっているんだ! 情けない。
 だから「すごい波」が来ます。前途は暗いですよ。目覚めません。
 これはもうちょっと、真剣勝負として捕らえないと。
「2012年はどうなるんでしょう、先生」とか「どうした方がいいんですか、先生」そんな馬鹿なことを聞くな。
「目覚めろ!」
 今、ここで。
 今日!
 そして、この瞬間に「自分の人生の責任者」となれ! そういうことなんです。
 
 
【人類における課題は「大きな公案」】
 
 日本人は「人生の責任者」となることが、苦手なんだと思います。今まで、そういう自主性を重んじる社会じゃなかったから。
 アセンションという情報に関しても、非常に飛びつきがいい。でも、私はどちらかと言えば「アセンション『後』を考えている」というタイプです。
 でも、「アセンション後なんて、どうでもいいんだ。とりあえず、アセンションで『自分はどうなるの?』」っていう意見がほとんどなんですよね。それが9割方と言っても過言じゃないぐらいに。非常に受け身です。
 エハンさんが先程仰ったように「どうすればいい」というのが愚かな質問であるというのはよくわかります。でも、私も愚かな日本人の一人だから(苦笑)、「どうにかしたい!」という気持ちが、すごく強くあるんですよ。
 
 「どうにかしたい」というのと、「どうしたらいい」というのは別次元ですよ。
 「どうしたらいい」というのは、被害者意識。
 「どうにかしたい」という気持ちとは、全然違います。
 
 では、「どうにかしたい」とした場合、一体何が重要になってくるのでしょう? 先程言ったように、「意識の目覚め」というのが重要なのでしょうか。
 五次元文庫から出ている「2012年 アセンション超入門」(上部掲載)で、インタビューアの方が「2012年意識の目覚めというのが、今ひとつピンと来ない」という質問をされていたと思うのですが、日本人のほとんどの方が同意見だと思うんですよ。
 それをどうアプローチしていけばいいのか――というのが、私の中の大きな疑問のひとつです。
 
 これは究極な問題です。いわゆる究極な「公案」――禅公案なんですよね。
「自分の靴を掴んで、自分の体を持ち上げようとする」ことは、絶対的に不可能です。禅問答、禅公案では、解決方法をいくら探し求めても、「脳みそレベル」ではいくら考えても解決方法は出てこない。
 だからアインシュタインも言ってるわけです。アインシュタインが言う、「問題の次元、問題が作り出された次元レベルにおいては、問題解決法は『ない』」。アインシュタインが言うわけです。
 すなわち経済問題があるとしますよね。経済的な解決方法で、経済問題を解決させようと思えば、それは「無理」なんです。その問題は「意識の問題」だから。
 それは経済問題に限らない。すべてがそうなんですよね。心理問題です、ある意味においては。
 そこで人間は、急激にシフトしなければいけないわけですよね。インスタントシフト(即時的にシフト)しなければならない。だからこれは「時間」と関わるわけなんです。
 人間は未来形で動いていますよね。または、過去形で動いているわけです。よく言う「今」という瞬間を生きるっていうことは、誰も教えられないことなんです。
 教えられるもんじゃないんですよ。「今に生きる」ということとは。
「今に生きる」ということは、「究極の宇宙的なテクノロジー」なんです。内なるテクノロジーですね。それが出来るようになる為には、今の人類にとっては色々と難しい条件があるわけなんです。
 そもそも、今の人類は「牢屋」に入っているわけなんですよね。だから、プラトンの洞窟の話(2012年 アセンション超入門に掲載)に喩えられるわけです。
 グノーシス主義的に言いますと、私達は仮想次元にはめられているんです。「マトリックス」ですね。だから、その次元の中で、どうにもならないわけです。その次元におけるルールでもって頑張って成功する――いわゆる自己啓発的なことを、どうポジティブシンキングで捉えようとも、同じマトリックスの中でやってる以上「意味がない」。
 とはいえ、本当の意味におけるスピリチュアル的なものは、この次元を「否定すること」じゃないんですよね。すなわち「次元を乗り越える」。自分自身の得意技的なやり方で「(三次元的方法論を)乗り越えていかなければならない」ということなんです。でも、それを人には教えられない。それは人それぞれのやり方でしかないから。
 だから、みんなにそれを問われているんですね。
 
「お前はどうするのか」と。
 
「地球はどうなるか」とか、そうじゃないんですよね。
「お前はどうするんだ」と。
 だから「地球を救う」なんていうのは愚かな考え方なんですよ。パワーもなければ方法もない。
 勿論、僕はだからといってすべてのエコロジーとかエンバイオメンタリズム(環境重視)の方法を「駄目だ」とは言ってませんが、「時間の問題」を言ってるわけなんです。
 すべて、2012年に来るわけです。これがひとつの「コズミック公案」なんですね。
 このさなぎ的な考え方、信仰、システム、政治、ありとあらゆるものが全部、「さなぎのレベルにおけるもの」だといつも喩えているわけです。しかし、そのさなぎはさなぎでありながら、蝶になる。またはグノーシス的に言いますと、さなぎは「仮想次元の存在」です。で、蝶は「実体」。自由自在に羽ばたけられる。究極的な生命体。美しいし、自由。ちょっとだけ、エッセンス的なものを取り入れれば、「すべてのものになれる」わけです。それこそネクター。その「ネクターとは何だ」ということを言えば、いわゆる「スピリット」なんですよ。僕は 聖霊と呼ぶのですが、「永遠の光のスピリット」なんですよね。
 皆さんは自分にとってのそのスピリチュアル的存在――或いは、目では見えない偉大なるグレートスピリットでもいい、呼び方は何でもいい。
「何故、私の人生に、それが『ない』のか」
 それを問いかけてみる必要があると思います。ちなみに、そのスピリットはどこに宿るのか。
 それは――「ハート(こころ)」なんですよね。
 
 
【失われた「こころ」と、弱められた「信仰」】
 
 現代日本の特徴として、今その「ハート(こころ)」が希薄になってしまっているようにも思えるのですよ。
 例えば、スピリチュアルにしても変に理論ばかりを先行させた神秘学、哲学的な理論に走るか――もしくはマテリアルイズムに走ってしまったり、スピリチュアルの方法論ばかりに囚われて、「こころで感じる」ということが少なくなってしまっている。すなわち「ハート」という中心部分が欠けてしまっているように思えるんですが、これもやっぱり仕組まれている部分なんですか?
 
 仕組まれているということは、「誰が仕組んでいるのか」ということになりますね。
 すなわち「信仰」です。
 
 宗教ですか?
 
 宗教は本当の信仰ではないですね。本当の信仰というものは、動かない――時間の関係はない。掴み所のない、エッセンス的なことなんです。
 つまり生と死を乗り越えられるような意識レベルにあるとしましょう。まぁ、意識というところからアプローチしてもいいかもしれない。そもそもこの「意識とは何だ」「スピリットとは何だ」「ハートとは何だ」ということそのものがね、人間は今「真剣に」問われているわけなんです。
 
 我々はどういう存在なのか。
 人間とはどういう存在なのか。
 何の為にこの仮想次元にいるのか、はめられたのか。
 
 これを私は、ひとつの「コズミックドラマだ」と捉えています。
 コズミックドラマ、すなわち「劇」ですよね。
 コズミックドラマが、今展開してるわけですよ。で、世界中の伝統においてはそのドラマについてはっきりマハーバーラタ、インドのバカヴァッドギータにも描かれています。マハーバーラタに捉えられる一種に過ぎないんですよね。
 そういったコスモロジー、真実、伝説は、古代にいけばいく程、よくわかっていたわけなんです。
 そういうコスモロジーが今の人間にはないんですよ。宗教は失われている。だから、ほとんどの信仰、システムは「乗っ取られた」わけですよね、少しずつ。
 最初は必ず「真髄」があったんですよ。仏教にしても、キリスト教にしても、イスラム教にしても、とてつもないリアリティがあったんです。だから、今「宗教は駄目だ」って闇雲に言う日本人は本当に愚かなんですよ。勉強したことないくせによく言うわ、と。「お前、勉強したのか宗教を」と。ただ羊みたいに「宗教は駄目」って言ってるだけ。もう腰が軽いだけというか、深く勉強していない。だから、あなたがアラビア語を勉強してイスラム教を知ろうとしているのは、素晴らしいことなんですよ。この人達は一体「何を信じているのか」。1日5回、メッカに向かってアラーに対して真剣に何故、祈りを捧げられるのか。
 真剣にやってみてごらんなさい、1日5回。その時間は、「神の時間」なんですよ。仕事したり儲けたりしていても関係なく「5回」やらなくちゃいけないわけです。それを厳しく保っていくっていうことは、ある意味他の宗教は、みんな恥ずかしいですよね。だって、「やってない」んだもの、真剣に。
 だから批判すべきじゃない。それと同時に、それぞれの宗教もすごく「薄められた」。さっきのヤッピーの件じゃないけどね。やりやすいように、表面的に生きていけるように、調整されてしまうわけ。
 では、何故そうなるかというと、「自分の信仰が薄くても、何とか生きていける」から。
 信仰が薄くても、銀行もあれば、ホスピタルもあれば、何でも周りにあるわけでしょ?
 でも、たとえば先住民の元に行けば――アマゾンの部族の元に行けば、「信仰」しかないわけですよね。ジャングルの中で生きるには、ものすごく「パワー」が必要だからなんですよ。勿論、植物も使うんですが、すべては「意志」んですよ。「意志」! 彼らは「信仰」がなければ「生きていけない」んです。
 
 ジャングルに生きるシャーマニズム達は、自然と同化していますよね。自然と同化していれば、「信じる力」は絶対に必要となって来ます。しかし、文明社会となって自然と切り離されていけばいく程、自ずと信仰は薄められていってしまうのではないでしょうか?
 
 そうですね。文明社会となったことで、人々は完全に「物質の神」に頼るようになったんです。
 だから、「こころが壊れていく」わけですよね。
 物質を信じていく生き方は無理なんです。ですから、キリストは非常にはっきりこう言った。「マンモン(物質の神)を選ぶか、それとも、神を選ぶか」。
 それしかない。
 で、今は「両方やろう」っていうんですよね、ほとんどの宗教が。
 もしマンモンが引退してぶっ倒れたら、これ(神)があるからね。「これに戻るわ」って。
 でも、そこが問題なんですよ。
 無神論者の方がある意味強い。物質だけで頑張る。実は、その方がまだマシなんです。はっきりしてるから。
 
 日本の場合は、完全に「両輪」ですね。
 
 そう、もう完全に。
 曖昧ですよね。
 でも、今度は「神だけだ」ってことになってしまうと、原理主義者になってしまう。
 
 
【方法論のない「神秘体験」】
 
 しかし、実は「もうひとつ」あるんです。
 すべてはトライアルなんです。
 物質と神。この二つを結ぶ底辺の上に、もう一個「点」があるんです。
 でも、実はこれこそが一番神秘的で一番難しい。
 だから、一番伝わらない。
 本当の神秘主義者はみんな同じ壁にぶつかっちゃった。これは「言えない」。方法がない。 掴み所がない。「その人の体験でしかない」んですよ。
 例えば、すごい高次の経験をした人がいたとしても「説明すること」は出来ない。僕はシャーマニズムの研究をしていて、それがよくわかったんですよね。シャーマンの儀式に何度も参加して、多次元的な体験を何度もして、アヤワスカという植物を通して「ひとつのルートが出来る」っていうことがわかったんです。
 
 アヤワスカ?
 
 そう、アヤワスカ。グラハム・ハンコックの本を、是非読んで下さい。この対談に出てきます。
 いくつかの本では、実際にこれを取り扱っているんです。脳の科学物質的な話も含めてね、錬金術的な方法があるんですよ。
 しかし、同じもの飲んでも、同じ素晴らしい体験が出来るとは限らないんですよね。
 同じ瞑想を何度やっても、仏陀にはならない。
 同じ祈り方をしても、キリストにはならないという矛盾にぶつかる。
 だから、みんな神秘主義者は黙ってしまう。
 これは無理。人は「目覚めなければならない」のですが――遅かれ早かれね、人が「目覚めるようになるプロセス」は本当に神秘のプロセスなんですよ。
 ですが、「方法論がない」んです。
 だからこれは、本当に大変。人類にとってのシフトは、究極の「ジレンマ」なんです。
 誰の話を聞けばいいのか、方法はないのか、グルグル廻されていくだけなんです。
 だから考えさせられます。だからこそ、僕のすべてのワークは「問題提起」なんです。解決方法ではなくて。
 
 それに、どんな解決方法を提示しても、その人自身が「腑に落ちる」部分がなければ、絶対に解決はしませんね。
 
 そう。「腑に落ちる」という表現は正しいですね。
 
 
【地球は「生命体」】
 
 最近になって私は「地球は、ひとつの生命体なのではないか」というのを感じることが多々あります。
 私達の体にも、細胞があります。でも、かたや細胞の方には、「人間である私の一部」であるという自覚はありませんよね? 実は、地球も同じなのではないかと、そう思うんです。
 地球も、私達と同じように心もあり、意識もある。私達ひとりひとりの「細胞としての自覚」があれば――「私達は地球の『細胞』なんだ」という自覚がどんどん広がっていけば、地球そのものにも絶対にいい影響があるという思いが、すごく強くあるんです。だからこそ、「焦り」があるんですよ。「(自分たちが変わることで、地球も変わることが出来るのなら)どうにかしたい!」っていう焦りが――。
 
 それを解決するには、「フラクタル理論」が必要になってきます。
 簡単に今は説明できるようになったのですが、「宇宙のすべてがフラクタル構造」なんですよね。だから「上も如く、下も然り」。
 我々のひとつの細胞が「生きてる」と仮定して、我々の体は「宇宙」だと仮定します。自分の心臓はオリオン座、シリウスだったとしたりね、その心臓のひとつの細胞が惑星だとするなら――すべて、フラクタルですよね。
 私の映画の中で「ナシーム・ハラメイン」という物理学者が出てくるのですが、彼は物理学者という立場から「宇宙のフラクタル性」を証明したんです。
 それを証明するのに何が必要かと言えば「聖なる幾何学」です。
 すべてのオカルト、または神秘主義の背後に「数学」があります。
 その数学の背後に聖なる幾何学があります。
 つまり、すべてのすべて宇宙がひとつだっていうこと。すべては繋がっているっていうことですね。
 しかし、それぞれのレベル、大きさが違ったりするだけなんですよ。だから、簡単な例で言えば、マヤの古代言語では「銀河」という言葉をさかさまにすると、我々の人類が見ている「DNA」という言葉に当てはまるわけです。それで、彼らマヤ文明の人々は「内なるフラクタル性」がわかったんです。同じパターン、同じシステム、同じデザイン。大きくすれば銀河。小さくすればDNA。同じものですよ、って。だからフラクタル宇宙なんです。
 2012年を唱えている人達でよく理解されていないのは、これは「地球のアセンションではない」、「宇宙のアセンションだ」ということなんです。すべてが繋がっている。だから我々人類に起こることは「宇宙全体に響くこと」であり、逆説的に言えば「宇宙そのものにおけるすべて」が、我々にも反映される。だから、アインシュタインでさえ、統一論は出せなかったんですよ。
 でも、古代人はみんな知ってた、この「フラクタル性」を。古代エジプトの「フラワーオブライフ」という中に、全生命、全宇宙のそれこそ「マトリックス」が含まれていた。マトリックスを作ろうと思えば、数学が絶対に必要。だからあの映画はすごく意味が深かったんですよね。マトリックスの世界を構築するのは「コードナンバー」です。ナンバーは何になるかと言えば、正四面体になったり、プラトニックの立体になったり、ひとつの構造として出来あがっていくんです。ひとつの数学は、パーフェクトなシステムを構築するのに必要なんです。
 だから、この宇宙というものは、「とてつもない生命体」によって「創り上げられた」んです。
 
「地球はひとつの生命体である」という「ガイア説」を唱えた博士の名前は「ジェームス・ラブロック博士」です。
 彼は50年程前に、「オゾン層に穴が空いている」っていうのを一番最初に証明した人です。とんでもない科学者です。探査機をデザインして、大気に送ったんですよ。初めて人間はその時に、我々の出しているいろいろなケミカルがオゾン層に穴を開けているんだっていうことを知ったんですね。彼は最新の本を出した際、科学界で一番嫌われてしまった。特に、ゴア(アル・ゴア)達に嫌われている人なんです。何故なら「本当のことを言っているから」。
 もう「相当、遅すぎます」。
 もう駄目。この地球は「ダウンスパイラル」に入ってますから。
 だから、CO2を削減するどころの話じゃないんですよね。
 もう無理。
 一番地球のことを分かってるから。だから、コンピューターシュミレーションでこれから異常気象をやってる連中はみんな素晴らしい科学者なんですがもう最大のコンピューターのパワーを使ってモデリングしてるけれども、地球は「生き物だよ」って言っている。彼らは「死んだもの」を対象にモデリングしているの。すなわち石に「これぐらいの圧力をかければ、このぐらいの熱が出たらこうなりますよ」という例え話なんですよね。最大のコンピューターモデリングでもって、見ているのは「死体」なんですよ。だから「この死体はどうなりますか?」っていう、馬鹿げたモデリングなんです。だから全部、ずれてます。今、出されている異常気象の最新のデータはどこから来たかっていうと、「地球から来てない」わけなんですよ。「死んだ地球を見ているコンピューター」から来ている情報なんです。だから、あなたが死んだ体を僕が見てね、「これからどうなりますか」と。そして、「あと三週間ちょっとで臭くなるんだ」と。で、「このぐらいのガスが出るんだ」とかね。「色が変わるんだ」とかね。それは「今の科学者がやってること」なんですよね。生きているあなたに対してはこれからどう「予測出来るのか?」。まぁ、ある程度は出来る。「ちょっと微熱出てるね、体」「ちょっと震え出てるね」と。でも、実はかなりの病気に罹っていたとしよう。じゃぁ、その病気はこれからどうなりますか、っていうことは、はっきり測定出来ないんですよね。非常にアバウトなんです。しかし、このぐらいの熱が出たら、結構危険じゃないか、生命体として。でも、同じ微熱を出した他の人の2〜3週間後の症状は「違う」でしょ? 違う心を持ってるし、違う対処の仕方を取るし。それが、今のサイエンスの「馬鹿馬鹿しさ」なんです。
 それで、ジェームスははっきり言うんだね。「地球は『生きています』」。温暖化どころじゃない。みんな「温暖化温暖化!」って騒いでるけど、そんな馬鹿な話じゃないんです。絶対温暖化は続くっていう。
 何でそれが分かるかというと、水面があがることで、まずは一番分かりやすい――膨張するわけですよね、ヒートによって。熱くなると、水面は必ず上がります。そして、上がり続けてるわけだ。だから「気温だけじゃない」んだよ、このオーバーヒーティング現象っていうのはね。
 だから僕は温暖化、否定していません。事実、起こっている。
 ただし、原因はCO2だけじゃない。
 地球は「生き物」だから、ひとつのプロセスを経て、これから「高熱を出しましょう」っていう状態なんだよね。
 人間に喩えれば――臨死体験ぐらいになるでしょうね、地球は。死んでいくわけ。すべての生命体と共に。
 では、臨死体験すればどうなるか? 
 「あ! これだけじゃなかった」ってことに気づかされるじゃないですか? 
 自分の寝てる体を見て「お? 何て気持ちいいんだ、これ」と。そのうち「死んでるじゃないか」と。
 
 それが、ある意味「アセンション」なんですか?
 
 そう、それが「アセンション」なんだよ。
 「あれ? 今までのって実は幻だったんじゃないか」と。
 あなたがやりたいのは、2012年「以降」のことでしょ? 地球はあるかどうかわからないけど、「何かがある」わけよ。でも、今の形ではない――と、思えますね。どう見ても、この地球は「死んでいくプロセス」に入っているわけです。
 で、彼ははっきり言った。
 3年前に、「The Revenge of Gaia」って本を出した時、「唯一残されている手は、原子力発電所しかない」そう言って、すごく嫌われた。CO2を削減しようと本気で思ったら、全世界的にそうしないともう時間的には「無理」なんです。「原子力発電所」を作るということは、電気も、必要なパワーも、何もCO2出さないで出来るっていうシステムなんです。科学的に言うと。それが一番「現実的な解決方法」なんですよ、「唯物論科学者」としてはね。彼はスピリチュアリストじゃないから。
 そして、今となっては「あ、これからはもう無理。コスト、時間、すべて終わり。で、CO2はコントロール出来ない。だから、もう地球は異常気象的なダウンスパイラルに入ったんだ」と。
 地球は「生き物」だから。
 これはもうコントロール不可能。暴走してますよ。だから「覚悟せよ」。大量の人間は死にます。で、もし残された鍵があれば、少人数の人間はまだ住めるような環境において、今から準備せよ、っていうことを言っています。それで、例えばイギリスはまだマシな環境として残されるんじゃないかって、彼は言うわけ。――たまたま彼は、イギリス人なんだけどね(笑)。砂漠化されるエリアも考えれば、水面もあがることを考えれば、ほとんどのコーストラインが駄目になったりとかね。
 大量の人間は「死にます」! そう彼ははっきり言うわけ。だから嫌われるわけ。でも、すごいランクの高い科学者で、インディペンデントなわけですよ。その上、ほとんどの科学者は政府に雇われているわけだから、羊なんですよね。
 しかも、彼はものすごい指摘をした。最近の「The intergovernmental panel on climate change(気候変動に関する政府間パネル)」っていう機関の発表で、「科学者としての『コンセンサス』では、地球の異常気象は『こうなります』」という意見があった。そこで、彼は何を指摘したのかといえば、コンセンサスという言葉に対して「何これ!」って。
 科学的なデータにおけるコンセンサスなんて「あるわけない!」って。
 科学界におけるコンセンサスはあるわけないくせに、この科学的なパネルであるThe enter gorvernment on criment changeで、「コンセンサス」という言葉を使ったことで、これは「政治だ!」と、そういうわけ。
 だって、そうでしょ? サイエンスじゃないですよね。「政治」――これは鋭い一言です。
誰ひとりとして科学者は、それを指摘するだけの根性がない。
「我々のコンセンサスは……」
「ストップ! 何言ってるんだ、コンセンサスって! こっちのデータとこっちのデータはまったく違うクセに、何を言ってるんだ!」って。
 こういう理論もあればああいう理論もあれば、太陽説もあればフラクタル説もあれば、「コンセンサスなんて『ない』」! だから、「発表出来ることじゃないでしょ?」と。 
 そこでアラブ諸国は、ものすごく圧力をかけて、「このことをちょっと控えめにしておきなさい」と。裏があるわけだ。だから「コンセンサス」という言葉に置き換えられてしまうわけよ。ものすごいお金を使って「これはちょっと、言わないでおいてくださいよ」と。そういう世界なんだよ。みんな「はい、ゴア」「ゴア」っていい加減にしろって。ナンセンス! 
何故君達、大学出て、東大出て、そのぐらいのことが分からないのか、ホントにフラストレーション感じるよ。何が「教育」だ! 洗脳されてるに過ぎない!
 
 今の教育方針そのものが、洗脳なんでしょうね。
 
 そう。だから僕も、あなたの焦りがわかる。それは、僕にもある。
 話を人間発生原理に戻しますと、ひとつの宇宙は「遅かれ早かれメルトダウンする」というのは、今の唯物科学論の定説です。
 拡大して拡大して、でも遅かれ早かれエントロピーで、メルトダウンしてくる。
 ハッピーエンドじゃないね。それが今の、21世紀のサイエンスのケース。
 
 
【何故、この宇宙に人類は誕生したのか】
 
 では何故「メルトダウンする宇宙」の中に、人間は誕生したのでしょうか?
 
 例えば、このテーブルにある原子構造を見てみたとしよう。これは、完全な数学の領域ですよね。どの分子を見ても、どの原子を見ても、同じ数学的な作りで出来てるわけです。
 じゃぁ仮に、自分が「創造主」だとしましょう。それでひとつの宇宙を創ろうと思えば、法則もいれば、その設計図もいる。色々な準備が必要ですよね。
 是非、「太陽の暗号(上部掲載の書籍)」読んで下さい。「太陽の暗号」の最後に、自己的宇宙(自己中心的宇宙)という表現があります。
 そもそも、何の為に宇宙があるか――っていうふうに人間は考える必要がある。
「何故、宇宙はそもそもここにあるんですか」と。
 そこで大きな哲学的問題が出てくる。
 ジョージ・バークレー(1685-1753)という哲学者は、こう言いました。「森の中で、樹が一本倒れていくことを想像しましょう。もし『人間がいなければ』、樹が落ちた音がしますか?」 その答えは?
 
 「しない」ですね。
 
 何故?
 
 「(音を)聞く者がいない」から。
 
 そのとおりです。音っていうのは、「人間によって認知される現象」なんですよ。 
 そこで反論。「いや、誰もいなくたって、録音すれば音が聞けるじゃない!」 
 でも、そのテープレコードを聞く人がいなければ、音は認知されないでしょ? 
 これはどでかい問題。さすが、バークレーです。
 これは現代科学用語に置き換えますと「人間発生原理」になるわけです。別名は人間原理でも、元は「人間発生」。これは、一番今の科学界で論じられている説ですね。
 どういうことかと言うと、私達のような生命体がこの星に誕生するには、いろいろと難しい条件が必要なんですよね。適切な温度、太陽からの距離感、そして、空気、水、圧力などなどの条件。
 それがこの星にはたまたま「パーフェクト」に出来ているわけですね。
 他の星については誰も言えないわけです。どうなっているか。
 で、ビックバンがあって、みんなカオス的にこうなってくるというのは唯物論科学のみんなが同意している「馬鹿げた説」です。反面神話においては、色々な「創造の神々のストーリー」があるわけです。インテリジェントデザイン論もあるし、ダーウィン論もあるし。
 でも究極の問題は「樹が倒れていく」――これですよね。
 では――例えば今の「SETI (Search for Extraterrestrial Intelligence)プロジェクト」はひとつも地球外生命体を見つけられないわけだから、私達だけしか、この宇宙にいないとしましょう。
そうすると、私達の現代の知識のレベルにおいては宇宙が存在することを認識する生命体は「我々」だけになるでしょ? 犬に聞いてごらん? 「宇宙知ってる?」 知らないよね。
 でも、人間に聞いてごらん? 「宇宙知ってる?」 それは知ってる。
 では仮に、我々が「いない」と仮定しましょう。もしそうだったら「何の為に宇宙があるのか」っていう哲学的な問題になるわけです。誰ひとり認識していないのに、何故「宇宙が存在するのか」ってね。膨大な時空間の中に様々な惑星、星々があって誰ひとり認識しない、五感がないから、「見ること・聞くこと・感じること」も出来ない。こんな馬鹿な話ありますか? まるで無意味ですよ。
 
 では逆説的に「何の為に宇宙があるか」という視点で考えてみましょう。
 すなわち、「生命溢れる時空間になるように、進化というプログラミング」が、最初からあったわけなんです。
 ビッグバンがあったとしましょう。爆発した瞬間に、あなたの存在は「仕組まれていた」わけです。そうなるでしょ? プロセス的に、「ボカーン!」と爆発。永い年月かかって、ほぼ これは正しく科学的に証明されているわけです。徐々に星々、惑星が出来てきて――そして、 この地球における水が生まれ、進化のプロセスが始まり、そして今、我々はここに座ってるわけだ。
 でも、これが「偶然だ」っていうヤツは「頭がおかしい」! 間違いない。
 だって、理に適っていないでしょ? 
 例えて言えば――ジャンボジェット機を解体したとしましょう。そうすると、7万部品になるわけだよね。その7万部品を東京都内にばらまいたとしましょう。そのまま、ある「奇跡の風」を待ちましょう。その突風が吹いてくる時に7万個の部品が「一瞬にして、ジャンボ機になる」――それが、今の馬鹿げたサイエンスの理論なんです。
 そんなこと、犬だって信じやしません。
 それのどこに理念がありますか? それが今の科学だよ。我々がそうやって「出来た」って言っている。7万個の部品がたまたま宇宙にばらまかれて、そしてある日突然「はっ! 人間になっちゃった」。それで、ある日宇宙に目覚めてなんてね、こんな馬鹿馬鹿しい話ないでしょ? 
 でも、最初から「あなたがここに仕組まれていた」というのであれば、これは理に適っている。これが「人間発生原理」という科学的な正しい理論なんです。それが「太陽の暗号」ではもっとディープに記載されています。ひとつの宇宙が出来てくる過程を、描いているわけです。生命体達は、進化していくタイミングにおいて目覚めていくんですね。宇宙のことや、森羅万象のことを。
 例えば、今の科学者が言うように、「太陽は死ぬ」としましょう。
「でも、まだ年月は永いわ」と、そう言うわけ。
 ほとんど今の科学者が唱えている未来のことは、我々が生きている間には絶対「起こらない」わけですからね(苦笑)。だから私は講演でも十数年前に言ったのは、今の科学者が言う100年先、500年先に地球に起こることに関しては、あと10年そのスパンが短くなるって言ってるわけ。
 例えば、5年前に北極の氷は2050年まで「溶けません」と言ったでしょ。でも、その言葉に責任取らないんですよ。その科学者は、死んでいくわけだから。今となって、北極の氷は、後10年保つか保たないかと言われ始めましたが、これは「今になって、ようやく」です。
だから、我々が生きている間にですよ、その科学者が生きている間に「起こる」と言ったことの重大性を誰も気づいてない。どれだけの信憑性があるか、っていうことを。
 すごいことなんです、気づいてないんです。でも、ちゃんと報告してるんですよ。
 その後10年のことは、ひょっとしたら来年ぐらいになったら「あともう3年ぐらいしたら、全部氷は溶けてしまいます」って言いだすかもしれない。
 
 
【フラクタル宇宙論】
 
 今は「パラレルワールド(複数次元)」という考え方もありますよね?
 
 いっぱいある。でも、もう「ひも理論」になったりすると「ファンタジー」なんですよ。
 だから最近、ディスカバリーチャネルとかでいろいろやっているのを息子と一緒に見てるんですが――例えば、ミチオ・カク先生の番組とか見てね、言ってることのすべては「仮説」です。何ひとつも証拠はありません。「それなら証明してみろよ」と。パラレル宇宙は「ここ」。「どこにあるの?」それはね、こういうふうに数学的に考えれば、次元的に考えれば、「こうでないといけないんだ」と。それじゃ「地球は平ら」だっていうのと一緒でしょ? 結局は。
 だから僕は、「電気的宇宙論」のいわゆる論理的な「オブザベイションで分かる宇宙論」の方が正しいと思うんですが、それは「フラクタル理論」だからなんですね。
 スパイラルギャラクシーもあれば、全部スパイラルの動きをしている。これ全部、いろんな違うレベルにおいて、再現されていくフラクタル性のある「一貫性のある宇宙」なんですね。
例えば、私達は今、太陽の下に座っているでしょ? で、「光のスピードよりも速いものは何もない」っていうわけだね。じゃぁ、何分かかる? 光線が届くのに。太陽の光であれば、約8.2分かかる。だから、私達がキャッチしている太陽の光は「8.2分前」に発せられたわけでしょ? で、何もそれよりも「速いものはないんだ」と。その影響がくるのに「8.2分」かかるわけだ。
じゃぁ、ある「コズミック・アクシデント」が「今」起こった。太陽が滅びてしまった。「たった今」。
 そうした場合、太陽が消えたことを「8分間」待ちますか? 
 地球は今「どうなる」? 
 今、太陽が滅んだとしたら、地球に影響が来るまで「8分待ちますか?」 生き続けられますか、8分の間に。
「光の速度よりも速いものが何もない」わけでしょ? だから、影響が来るのには8分かかるわけだ。太陽は「今」消えてしまった。
 その8分間、私達は「ほぅ? 何も消えてないよ? ……あれ? 消えた?」――その瞬間に「死ぬ」。それって「8分かかっていますか?」
 
 ――いえ。「今」、なんですね。
 
 勿論。「今」太陽が滅びてしまったら、「今」我々も滅びるわけだ。それは「どういうこと?」
 
 要するに、「今ここ(今という瞬間に、『時差はない』)」という意味ですか? 
 
 そう。じゃぁ、その視点を拡大しよう。
 アルファ・ケンタウルスは4.2光年です。今、アルファ・ケンタウルス星が滅びたとしますよね。それを、私達は「4.2年後にわかるか?」と。科学者は「絶対にそうなります」っていうわけよ。でも「影響はある」わけですよね? その影響が「今」わかるかと言えば――わかりますよ。わかる。影響はくる。
 言いたいことは、その「確かにある物理学のレベル」においては、「光の速度よりも速いものはない」と言いながらにして、「それは完全に『違います』」と実験で証明されたわけですよね。
 あるフランスの科学者が、1970年代に二つの電子を測定しました。電子は不思議なことに「繋がっている」ような感じがありますね。例えば「1cm」しか離れていないとしましょう。二つの電子があるとして、こっちの電子が右回転し始めたら、こっちの電子は左回転し出すんですね。ラボの中で、それを証明したわけだ。
 今度は、とてつもない距離で電子を「引き離した」。同じ二つの電子が、何光年離れても、こっちの電子が右回転しだした瞬間に、こっちの電子も左回転しだした。
 ということは、時間を馬鹿にしているわけですよ。
 それを拡大すると、宇宙の果てにある電子が、今の電子が少しずつ上に行けば下に行く、右に行けば左に行くというように、「完璧に繋がっている」。それが「フラクタル宇宙論」です。
 だから、宇宙の果てで起きることは「我々の今、ここ」に影響されているということで、時空間説は「馬鹿」なんですよ。アンドロメダ星雲が今消えたとしたら、普通に「なるんですかねぇ?」。
 太陽で今、例えてみたわけでしょ? でも、アンドロメダは遠いから「影響はない」。
 じゃぁ、今の話はナンセンスですか? 8分待ちますかって、同じ話でしょ科学的には。
 だから人間は、これが分からないといけない。  
「宇宙の変化」イコール「我々の変化」なんです。
「我々の変化」イコール「宇宙の変化」です。
 だから、アセンションは「宇宙的なプロセスですよ」ということが、科学的に理解出来るでしょ? 
 全部繋がってる。だから、「ワン(ONE)」だよ。バラバラじゃありません。関係してるんだよ、みんな。それを地球だけのことだと思っていると、この2012年の偉大さが分からないんですよ。実は、宇宙的なことなんです。それをどう捉えようが、ね。まずそういうことを理解してもらわなければ、進化にならないでしょ。
 だから僕は、アメリカで最近インタビューされた時に「地球はどうなりますか?」と聞かれた際、「地球だけで物事考えているレベルではないんです。宇宙は生命体だから。分子であり、原子なんです。宇宙の中の原子に過ぎないんですよ、地球って」そう答えました。
太陽系だって分子だもん。だから自分の体の中の細胞がちょっとおかしくなっているっていうのと、同じことなんだよ。どうってことないでしょ、細胞のひとつがおかしくなったって。心臓のひとつの細胞がおかしくなったところで、人間大丈夫でしょ? それと一緒。地球一つが滅んだって、どうってことないんだよ。そのぐらいの意識を持たないと、アセンションは理解できない。根本的な深いところの「自身感」を持たなければいけないんですよ。地球があってもなくても、生命体として「戻ります」。
 宇宙の目的は生命溢れる時空間を創り出すクリエーションストーリーです。だからまず、永い年月でもっていわゆる創造する――とんでもない知性溢れる生命体ある日、どこかで「宇宙、創らないか?」って言うんだ。「うん、そうだね。創ろうじゃないか」。
今の我々の活動も、フラクタル性なんだよね。「会社、つくりませんか?」「記事やりませんか?」「映画つくりませんか?」そうだよね。
 そうするとまず、設計図が必要になる。「どんな映画を創りたいのか」「そうだね、うん――ある知的生命体が、創造されるように、ひとつの面白いドラマをやろうじゃないか」と。
「じゃ、何が必要なの?」
「まず、時空間いるね」って。
「場がないな」
「そうだなぁ、場がないと生命体が動くところないよね」
「そうだ、じゃぁ場を創ろうか」
「じゃぁ、君は『重力』を発明しよう」って。
「そしてあなたは、『光のスピードを計算してごらん』」って。
「あんたは銀河系のデザインを頼むね」って。
 その部下達は、それぞれの星々の設計頼みますね、って。そしてさらに他の部下はね、「その延長線にDNAはいるんでしょうね?」
「そうだね、DNAはいるね。じゃぁプログラミングしようか」
 そしたら、「制限時間もつけとかないとな」と。制限を作らないと、これ意味ないでしょ、って。そうでしょ? 制限時間がなければ、「何にもストーリーにならないわけ」よ。
「じゃぁまず、生と死というプログラム、入れておこう」と。
生命体は「生まれて死んで、生まれて死んで」そして進化のプロセスで、ほとんどの生命体は犠牲になって、新しい生命体を生ませる為に削除するプログラムを入れておこう、と。
 だから我々は生きる為に、99.9%今までの生命体はみんな死んでくれているわけ。自滅してくれた、生命体が。我々は「進化の先端の生命体」となった。だから、今までのすべてのチェーンが分かるわけよ。それと同時に、宇宙の存在がわかるわけよね。それを今度は「拡大する」。制限時間はあともう少しだから。その制限時間になるまでは、「次の宇宙を設計する生命体になるように、しておかないと駄目」だね。
 
 それが、「ネオ・サピエンス」ですか?
 
 そう。だから、あなたが「2012年『後』」のことを知りたいということは、「次の宇宙の設計士」になるんだよ。
 そのぐらいのイマジネーションは、どうですか?
 
  ※この後もまだまだ続きます。全文お読みになりたい方は「機関誌vol1」を是非ご利用ください。

【篠崎による取材後の感想】
 まず一番最初に受けたのは受けた感想は「如何に私達は、ものごとの表面上でしかものを見ず、判断していないか」ということでした。
 カタストロフィーという考え方に対しても、非常に表層的な恐怖ばかりが取り沙汰されて、本当に必要な「その先の未来」を考えようとしない。
「だって、死んだら終わりじゃない!」――いいえ、終わりじゃありません。この取材記事の中にもあるように、「今の形ではないかもしれないけど、新たな地球が残る」のです。だったら、その地球の為に、新たな生命の為に、新たな時代を生きる子供達の為に、私は全力を尽くして「未来の地球――宇宙の設計図を残したい」そう思います。

「本当の幸福」とは、「誰かの為、未来の為に『何かをする』ということ」なのではないでしょうか?
 宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」の中で、カムパネルラはこう言います。

「けれども、誰だって、ほんとうにいいことをしたら、いちばん幸なんだねぇ。だから、おっかさんは、ぼくをゆるして下さると思う」

 これは、カムパネルラが川に落ちて溺れた友人を助けた後、銀河鉄道に乗りながらジョバンニに向かって呟く言葉です。
 ここに、すべての意味が集約されている――そう思います。

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